山田悠介さん作品2冊目読み終わりました。
この人の本、やっぱ読みやすい。
どんどん進むから、いーね。
ジェットコースターホラーとか言われてるのが、なんとなく分かる
気がする。
ネタバレ注意。
前回、ライトノベルレベルって言ったけど、違うみたい。
読みやすいのはなにか違う原因みたい?(笑)。
この話、恐いです。
幽霊とかじゃないからさっ・・・実際、事件起こしてるのが、人
だから。
あらすじ。
主人公、瀬戸加奈が希望学園高等学校に転校してくる。
そして、加奈に与えられた席が、実は呪いの席と呼ばれる席だった。
今までにも、3人がこの席に座ったが、1人目は失踪、2人目は自殺、
3人目は精神を病んだ。
そして、加奈が転校してから、不可思議な事件が多発。
ってカンジなですけど・・・犯人、土屋君でした。
ちょっと、始めから、怪しいとは思ってたんだけど。。。
でも、直接の犯人とかじゃなくて、鍵を握ってるのかなぁ??
くらいだったんだけど、そのものズバリ犯人だったよ(>_<)
最初は、1人目の失踪したとされている、関綾乃が実は死んでて、
自分の席をとられないように、幽霊となってその席に座る人を襲う?
のかなとおもってたんだけど、違ったみたい。
結局のとこ、土屋が綾乃と付き合っていたんだけど、綾乃が心変わりをして、
別れ話になったんだけど、土屋は別れたくないから、そんな事を言うのは、
本当の綾乃じゃなくて、偽者だ!!とか思い込んで、綾乃を殺してしまって、
自分の中に、理想の綾乃を作って、綾乃の席に座った転校生を追い出そうと
したってのが真相。
可哀想な子だよね・・・土屋君。きっと、甘やかされて、ど我儘に育てられたんだろうね。
そして、人に裏切られた経験もないんでしょう。きっと。
でも、土屋君の綾乃への思いって、愛じゃないよね・・・執着?固執?だと思った。
結局、自分が嫌われるわけないって、過剰な自身がそういう風になるんじゃない?
みんな、そうだと思うんだよね。。。世の中にある、別れ話が拗れて殺人って事件は。
男も女も、その人しかいないわけじゃないのに。
どうして、固執するのかね・・・悲しい話しだよね。